比較

「さくっとシークレット」と「秘密のアルバム」の違いは?乗り換える前に読む比較

Mehmet Ali Kısacık · 「秘密のアルバム」開発者 · 2026年8月12日 · 5分で読了

更新日 2026年10月2日

さくっとシークレットと秘密のアルバム - 写真の隠しフォルダ(Secure Folder)は、どちらも写真や動画をパスコードで隠せます。違いがはっきり出るのは、写真の書き出し方法と、誰かに金庫を開くよう求められたときの備えです。

見られたくない写真をパスコード付きの金庫に移せます。

「秘密のアルバム」はApp Storeから無料でダウンロードでき、写真や動画はiPhone内に保存されます。

「秘密のアルバム」を入手→
「秘密のアルバム」のおとり金庫を示すイラスト。人物写真の「プライベート」と犬の写真の「かわいい動物」という2つの金庫を並べて表示。
おとり金庫を説明するアプリ内のイラストです(実際の画面キャプチャではありません)。同じアプリの中に、中身の違う金庫が2つあります。
目次

違いは「写真をどこへ出せるか」と「見せるよう求められたとき」

乗り換える前に確認したい、さくっとシークレットとこのアプリの主な違い
比較点さくっとシークレットこのアプリ
写真・動画のロックパスワードまたはFace IDで保護独自の6桁PINでロック。Face IDまたはTouch IDでも開ける
写真を外へ出す経路写真アプリへの一括エクスポート、共有機能、Dropbox出力を掲載金庫内の写真、動画、ファイルはiPhoneに保管。アップロードせず、iCloudも使わない
誰かに開くよう求められた場面現在のApp Store掲載には、おとり金庫の案内なし別の6桁PINで開くおとり金庫を用意できる。Premiumの機能
アプリ自体を目立たせない機能現在のApp Store掲載には、アイコン偽装の案内なしステルスモードでホーム画面のアイコンを普通に見えるものへ切り替えられる
データの扱いApp Storeのプライバシー情報では、トラッキング用途のID、使用状況データ、診断などを掲載。ユーザコンテンツを含む収集カテゴリも掲載写真、動画、ファイルはiPhone内に保管。アップロードせず、iCloudも使わない

Appleは、App Storeのプライバシー情報で、アプリが収集するデータの種類、そのデータが個人に紐付けられるか、トラッキングに使われるかを確認できると説明しています。さくっとシークレットを検討するときは、機能説明と一緒にこの欄も見ると、データの扱いを比較しやすくなります。1

写真をどこに置き、どこへ出せるか

このアプリに取り込んだ写真は、Appleの「非表示」アルバムへ移るのではなく、独立した金庫のギャラリーに保管されます。普段の写真アプリとは別の場所で、金庫のPINまたは生体認証を使って開く仕組みです。

Appleの「非表示」アルバムは写真アプリ内の別機能です。金庫アプリとの違いは別に解説しています。2

金庫はローカルのみで写真、動画、ファイルを保管します。何もアップロードせず、iCloudも使わず、アカウントやメールも必要ありません。新しいiPhoneへ移すときは共有シートで書き出し、新しい端末側で取り込みます。データの扱いを重視して選ぶ人にとって、ここが大きな違いです。

一方、さくっとシークレットは、App Storeで写真アプリへの一括エクスポート、ほかのアプリへの共有、Dropboxへの出力を案内しています。金庫から写真を取り出してほかの場所で使う機会が多いなら、こうした出力経路は比較しておきたいポイントです。

誰かに金庫を開くよう求められたとき

このアプリのおとり金庫は、別の6桁PINで開く独立した金庫です。最初は空で、自分で無害な写真やファイルを入れておけます。おとり側から本物の金庫へつながる表示はなく、本物の内容にはアクセスできません。おとり金庫は有料のPremiumで使えます。

これは、単にアプリを見つけにくくする機能とは役割が違います。金庫のステルスモードは、ホーム画面のアイコンを電卓など普通に見えるものへ切り替え、アプリ自体が目につきにくい状態にします。

さくっとシークレットの現在のApp Store掲載には、フェイクPINやおとり金庫、アイコン偽装は案内されていません。この場面への備えが乗り換え理由なら、両アプリの差が最も分かりやすいところです。

おとり金庫の設定では、2つ目のPINを作成する手順を紹介しています。

どちらが自分の使い方に合うか

写真や動画をパスワードで隠しつつ、必要になれば写真アプリへ戻したり、共有機能やDropboxへ書き出したりしたいなら、さくっとシークレットの現在の掲載機能がその使い方に合います。

クラウドへアップロードしない保管方法や、おとり金庫を重視するなら、このアプリの設計が選択肢になります。写真、動画、ファイルはiPhoneに置いたまま、iCloudやアカウントを使わずに管理でき、必要なら別のPINでおとり金庫を開けます。

ほかの写真金庫アプリとの比較に候補をまとめています。保管方法や選び方は、写真金庫アプリの安全性について解説しています。

出典

  1. 1.Apple, “App Store のプライバシー情報とデータ管理の選択肢について,” support.apple.com
  2. 2.Apple, “iPhone、iPad、Mac、Apple Vision Proで「非表示」アルバムに写真を隠す,” support.apple.com